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出張中に読書【容疑者Xの献身】※間違いなく東野作品を代表する名作です 

カテゴリ:東野 圭吾

昨日お別れのあいさつをしておいてなんなんですが
これを紹介しておかないと「東野読者」として失格なんで(;・∀・)
東野作品のNo.1作品です。
※他にもまだまだ作品はありますけど、確実でしょう。

第134回直木賞受賞作

容疑者Xの献身
容疑者Xの献身 (文春文庫)容疑者Xの献身 (文春文庫)
(2008/08/05)
東野 圭吾

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<裏書き>
天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の石神は、
一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな思いを寄せていた。
彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、
二人を救うため完全犯罪を企てる。
だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、
その謎に挑むことになる。
ガリレオシリーズ初の長編、直木賞受賞作。

<感想>
小説は読んでなくても映画を見た方は多いでしょう。
実際、俺もそうでした(´∀`)
基本、映画のままです。(当たり前)
ただ、映画にでてくる柴崎コウは小説にはでてきません。
また、石神(映画では堤真一)の雰囲気もちと違うようです。

ストーリーをわかってても、
結末(トリック)をわかってても
最後の数ページの迫力はたまんないですね(;・∀・)

天才石神の張り巡らせた罠は、まさに完璧☆
公文式で数学を習った俺ですが(笑)
こーいうかっこいい仕事がしたいです。
(殺人じゃなく)
ただ、実際にいると、かなり付き合い悪そうですけどね(^_^;)

湯川も福山が演じているからカッコいいのであって、
別の顔の役者なら、ここまで人気はでなかったでしょうね。

間違いなく東野作品を代表する名作。
なぜ今まで読まなかったか・・・

転勤が決まったので、最後にあわてて読みました(笑)

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テーマ : 読んだ本の感想等 ジャンル : 小説・文学

出張中に読書【聖女の救済:東野圭吾】※女の勘×刑事の執念×ガリレオの推理の見事な融合 

カテゴリ:東野 圭吾

大阪に出張の際、
久々に東野圭吾・・・の最新刊を買ってみました。
※最近紹介してるのは10年以上前の作品で
 今回のは4月に文庫化されたばかりの最新刊です。

聖女の救済
聖女の救済 (文春文庫)聖女の救済 (文春文庫)
(2012/04/10)
東野 圭吾

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「あの」ガリレオシリーズの最新刊です。

<裏書き>
資産家の男が自宅で毒殺された。毒物混入方法は不明、男から一方的に離婚を切り出されていた妻には鉄壁のアリバイがあった。難航する捜査のさなか、草薙刑事が美貌の妻に魅かれていることを察した内海刑事は、独断でガリレオこと湯川学に協力を依頼するが…。驚愕のトリックで世界を揺るがせた、東野ミステリー屈指の傑作。

<感想>
もともと小説の「探偵ガリレオ」から始まって
TVの福山雅治版ガリレオになったはずなのに
この小説は福山版ガリレオが小説に戻ってきた感じがします。
※柴崎コウの女性刑事、原作にはなかったはずなのに今回は堂々とでてきてます(#^.^#)



ま、それはいいとして今回の小説は
・動機はハッキリしている
・容疑者も早い段階からわかってる。
ただ、殺害方法(トリック)がわからない
という状況です。
虚数解=理論的には考えられるが現実的にはありえない
というのが数学の世界である(そうです)。
まさにそんなトリックを使ってる訳ですが、
女性刑事の勘、そして男性刑事の執念、そしてガリレオの仮説が見事に一致し
トリックが判明します(すべての出来事が論理的に結びつきます)

推理小説マニアとして、久々に鳥肌が立つ結末でした。
ここまで計算されつくした小説、他にはないでしょう。
もちろん、人間ドラマとしても非常に優れた作品です。

ちなみにトリックを暴く分析として
兵庫県にある「スプリング8」が大活躍してます。
兵庫県バンザイ万歳ヽ(^o^)丿

<この本の教訓>
・世の男性は、女性(妻)を大切にしましょう(´∀`)

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テーマ : 感想 ジャンル : 小説・文学

帰省中に読書【ある閉ざされた雪の山荘で:東野圭吾】※なるほどね~って感じの作品 

カテゴリ:東野 圭吾

東野作品、かなりの冊数になってきました。
本屋で手に入るものを1つずつ潰していきます。

ある閉ざされた雪の山荘で
ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫)ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫)
(1996/01/11)
東野 圭吾

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<裏書き>
早春の乗鞍高原のペンションに集まったのは、オーディションに合格した男女7名。これから舞台稽古が始まる。豪雪に襲われ孤立した山荘での殺人劇だ。だが、1人また1人と現実に仲間が消えていくにつれ、彼らの間に疑惑が生まれた。はたしてこれは本当に芝居なのか?驚愕の終幕が読者を待っている!

<感想>
雪で身動きのとれない山荘で起こる殺人事件!
東野圭吾氏の感覚では
「そうそう雪で、ましてや電話も通じない状況は起こらないでしょ」
という前提にたった物語です。
※基本、東野氏はこういう「本格推理物」は嫌いなようです。
しかし・・・
但馬の冬ではありうるのが今年わかりました(^_^;)

ま、それはいいとして、
本格推理(密室とか不可能犯罪とか)の小説が好きな俺としては
なんとも、物足りなさが残ります(-_-;)
ま、でも「そうだったのか∑(゚∀゚ノ)ノ」という
どんでん返し(本書の帯では「超大技」と記されてる)はあります。
(´ェ`)ン-…
東野圭吾の推理物入門書orマニアじゃない女性向き
って感じでしょうか・・・

途中で
[久我和幸の独白]
というのがあり、主人公(?)の心の動きは明確になってます。
この久我さんの不器用な恋愛感情は、すごくよくわかります(´∀`)
でもダンスも天才的で、容姿も優れている彼。
そんな人間がいる事が納得できません(笑)

<この本の教訓>
好きな女性には
素直に告白しましょう(´∀`)

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テーマ : 感想 ジャンル : 小説・文学

帰省中に読書【同級生:東野圭吾】※推理物+青春+大人って(# ゚Д゚) 

カテゴリ:東野 圭吾

1996年の作品です。
カバーには
「ターニングポイントとなった傑作!」
~この作品で作家・東野圭吾はますます輝きを増した。~

読まなあかんでしょ(;・∀・)

同級生
同級生 (講談社文庫)同級生 (講談社文庫)
(1996/08/08)
東野 圭吾

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<裏書き>
修文館高校三年の宮前由紀子が交通事故死した。彼女は同級生・西原荘一の子を身ごもっていた。それを知った荘一は自分が父親だと周囲に告白し、疑問が残る事故の真相を探る。事故当時、現場にいた女教師が浮上するが、彼女は教室で絞殺されてしまう。著者のターニングポイントとなった傑作青春ミステリー。

<感想>
「あとがき」でも書かれてますが、東野圭吾はとことん「教師」が嫌いなようです(笑)
ま、学校に行ってるときに「教師」好き!って子は少ないでしょうね(^_^;)
それはともかく、これもまたいい作品です。
高校生に読ませたい作品ですね。
(身ごもらないように注意する事も含めて)

序章で語られる内容~第4章まであるストーリー、
密接に繋がってます。余計な内容がない、
第2、第3の真相も推理小説ファンなら薄々感づいてきますが
その結論に至る人間関係に驚愕し、納得し、感動させられます。
(毎度の事ですが)

学生にとって
大人って、とても汚くてずるい人種ですね(;・∀・)
俺はそうならないよう気をつけよ♪
(もう随分と汚くてずるいと思いますが)

東野ワールドの入門書にはピッタリかも(´∀`)

<この本の教訓>
子供には、無理やり言い聞かせるのではなく
ちゃんと自分の言葉で納得いく説明しよう!

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テーマ : 感想 ジャンル : 小説・文学

帰省中に読書【13階段:高野和明】※「死刑」をテーマにした名作 

カテゴリ:読書

ちょっと東野圭吾を離れて、挑戦してみました。

13階段
13階段 (講談社文庫)13階段 (講談社文庫)
(2004/08/10)
高野 和明

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<裏書き>
犯行時刻の記憶を失った死刑囚。
その冤罪を晴らすべく、刑務官・南郷は、前科を背負った青年・三上と共に調査を始める。
だが手掛かりは、死刑囚の脳裏に甦った「階段」の記憶のみ。
処刑までに残された時間はわずかしかない。
2人は、無実の男の命を救うことができるのか。
江戸川乱歩賞史上に燦然と輝く傑作長編。

<感想>
すごい作品です。
「死刑」という重いテーマを
「受刑者」「被害者」「刑を執行する者」「冤罪をはらす者」
のいろんな見方で描いてます。
そして謎解き、どんでん返し、
ミステリーファン(俺)も驚いた展開です。
こんなすごい作品が世にでてたんですね~
やはりいろいろ読んでみないといけません。

しかし・・・
なんで死刑について、この作者はこんなに詳しいのでしょう。
特に、「刑を執行する」方の気苦労、手に取るようにわかりました。

この作品、反町が主演で映画になってたようです。

結構人気あったのかな??
レンタルビデオでぜひ見て見たいですね。

ちなみに俺はブックオフで買ったんですが
定価で買ってたとしても納得できる作品です☆


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テーマ : 小説 ジャンル : 小説・文学