東野圭吾の漢字2文字作品もだいぶ制覇しました。
これも前評判の高い作品で、やっと読む事ができました。
宿命
<裏書き>
高校時代の初恋の女性と心ならずも別れなければならなかった男は、
苦闘の青春を過ごした後、警察官となった。
男の前に十年ぶりに現れたのは学生時代ライバルだった男で、
奇しくも初恋の女の夫となっていた。
刑事と容疑者、幼なじみの二人が宿命の対決を果すとき、
余りにも皮肉で感動的な結末が用意される。
<感想>
これは1993年ですから、約20年前の作品です。
そんな昔の作品なので、たとえば携帯がなかったりネットがなかったり
時代背景に差異があるものの、ストーリーは好きですね~。
一応殺人事件が起こるのですが、その犯人あてがメインではなく(ややネタバレ)
犯人当てと並行して進むもう1つのストーリーがメインです。
裏書きのとおり、二人の男性の宿命を描いてるのですが
「互いに気になる存在」というこの二人の設定は現実的で好きです。
少し非現実的な部分もありますので、極端に現実主義者的の方には不向きです。
「人間の尊厳」という重いテーマも含めながら、結末は妙に爽やかです。
ドラマで見たいなぁって思ってたら
藤木直人vs柏原崇でドラマ化されてたらしい(wowwow)
しかし・・・
初恋の女性がライバルの奥さんっていうのは嫌なパターンですねぇ
そういえば、俺の初恋の相手は今頃どうしているんやろなぁ
・・・幼稚園の時、同じクラスの子が初恋でした。
なつかしい~(´∀`)
にほんブログ村